リトミックで大掃除!子供のための楽しい音楽教育
みなさん年末の大掃除の具合はいかがでしょうか?
え、毎日の生活に追われてそれどころじゃない?
なるほど、そうですよね……この時期はだれしも猫の手を借りたいほど忙しいものですよね。
そこで!
今回は「散らかすの専門!お掃除ってなにそれ?おいしいの?」状態のお子さんをお掃除大好きっ子に替えてしまう魔法のリトミックを伝授しちゃいます!
……すみません、言いすぎました(笑)
まあ、でも小さいお子さんにでも楽しんでもらえること間違いなし!な大掃除をテーマにしたリトミックをご用意しましたので、ぜひご覧ください。
いつも通り専用動画もご用意していますので、年末年始、暇を持て余しているお子さんにぜひどうぞ!
リズムにのって楽しくやってみよう!ホコリ取りとはき掃除
ではまず、特製ほうきを使ったホコリ取りとはき掃除のご紹介します。
特製ほうきとはこんな物↓
作り方はとても簡単なので時間があるならお子さんと一緒に作ってみるもよし。ないなら何か別のもので代用してください。
では、作り方です。
用意するもの
- 新聞紙
- ビニールひも
- ビニールテープ
作り方
- ビニールひもを適当な長さで巻いてまとめ、片側だけを切る
- 新聞紙を4~5枚重ねた状態で1/4の大きさにカット
- ビニールひもを新聞紙の上におく(ビニールひもの切りそろえた側が新聞紙から出るように)
- 新聞紙を巻いていく(ビニールひもを新聞紙にテープなどで貼り付けておくと巻きやすい)
- 最後に、新聞紙の周りにビニールテープを巻きながら貼れば完成
さて、ほうきの準備ができましたら、早速おうちリトミック動画を使って遊んでみましょう♪
動画に簡単なアニメーションを付けているので、それを見ながらやってもらえれば分かるかな?とも思いますが、一応あそび方のご説明です。
- 高い音がなったら、高い場所のホコリ取りをしましょう
- 低い音がなったら、低い場所のはき掃除をしましょう
つまり、このリトミックは「音の高低を聞き分け」が目的です。
そして音の高低に合わせて動くと、お子さんには自然にたくさんの屈伸運動をしてもらえるように作ってあります。
屈伸運動、それはスペースを使わずお子さんの運動機能をきたえ、ありあまる体力を消費させる(←ここ重要)魔法の遊び!
また、動画では途中から色々なリズムを加えています。
これは、
- リズムの変化に気付く(集中力・反応力)
- リズムに合わせてホウキを振る(適応力・リズム感)
を鍛えるのが目的です。
音の高低とリズムの変化を聞き分けるのは2~3歳さんでもできる子が多いですが、リズムに合わせてホウキの振り方を変えるのはちょっと難しいかな。
もし、お子さんが上手にリズム通りホウキを振れないようでしたらお母さんが一緒にやってあげるか、もしくは本人が出来てなくても楽しんでやっているようでしたらそれを見守ってあげましょう。
大事なのはお子さんやる気と楽しむ気持ちを大切にしてあげることですから。
ふき掃除&はき掃除!音の違いわかるかな!?
今度はふき掃除もチェレンジしてみましょう。
うちの教室ではこんな色とりどりのスカーフを使いますが、
お家ではちょっと小さめのタオルなどを渡してあげてれば十分だと思います。
それでは、おうちリトミック動画をご覧ください。
遊び方は、
- リズムのある高い音がなったら、高い所をホコリ取り
- リズムのある低い音がなったら、低い所をはき掃除
- リズムのない高い音がなったら、高い所をふき掃除
- リズムのない低い音がなったら、低い所のふき掃除
です。
今回の動画でいうリズムがある音、ない音とは、
- 一定のテンポを刻んで鳴るのが、リズムのある音
- テンポ関係なく上下の音を行き来しているのがリズムのない音
と思ってください。
分かりにくければ、動画のアニメーションを参考にしてみましょう。
ちなみに、このリトミックも音の高低と屈伸運動を狙っていますが、もう一つ新しい狙いもあります。
それは、音の特徴に応じた動きができるかどうか、つまり理解力・記憶力です。
さきほど文章でも説明しましたが、この動画の音にはリズムのある・なしを付けてあります。
ちなみに、少し専門的に解説すると、
- リズムがある音→4分音符
- リズムのない音→グリッサンド
を使ってます。
これを聞き分けてそれに応じた動きができるかどうかで、お子さんの理解力と記憶力を鍛えていきます。
しかも、今回はリズムのある・なしにプラスして、音の高低も入れているので、小さいお子さんには結構むずかしいです。
大人でもときどき「あれ?この音はふき掃除?はき掃除!?」ってなるくらいです。
でも、何度もくりかえしやっていると、子どもは飲み込みがいいですからね。
どんどんできるようになっていきます!
子どもの自己肯定感やヤル気を育てるためには「できる!」ってことを沢山することも大切なのですが、やはりそればかりでは成長がない。
なので、時々こういう少し複雑な課題も必要です。
とはいっても、2~3歳のお子さんにはちょっと難しいかな。
4~5歳のお子さんだったらたぶんできます。
でも、もし「うちの子2歳だけどできそう!」と思われるのであれば、もちろんぜひチャレンジしてみてくださいね!
ということで、今月のおうちリトミック「大掃除」楽しんでいただけましたか?
もしお子さんがこの遊びでお掃除の楽しさに目覚めてくれれば、年末の大掃除手伝ってくれる……かも!?
ライタープロフィール
音楽教室運営
箕面市バイオリン&リトミック教室ドルチェ
大阪府出身。
4歳よりバイオリン、5歳よりピアノを始める。
単身上京して、桐朋学園女子高等学校音楽科へ進学。
その後、桐朋学園大学音楽学部に進み、卒業。
学生時代には、積極的に国内外のコンクールや音楽祭に参加。
(霧島国際音楽祭、ウィーン国立音楽院夏季セミナー、モーツァルテウム音楽院夏季セミナーなど)その他にも多数のオーケストラ活動や室内楽も経験。
幼少の頃、母や先生の求めるレベルが高かったあまり、努力をしてもなかなか褒められず、認められずの苦しい日々を送った経験をもとに、「まず褒めて、認めて、伸ばしていく!」がレッスンの基本方針。
また、「子どもたちをより良い道に導くためには、バイオリン技術、音楽知識のほかにも、子どもに対する知識もしっかり深めておきたい!」と思い、自宅教室とカワイ音楽教室で指導しながら、保育士資格を独学で、幼稚園教諭免許を通信制大学で取得。
その後リトミックも学び、小さい子にも伝わりやすい音楽指導法を研究。
NPO法人日本こども教育センターリトミック認定講師資格を取得。
自宅教室の生徒数が増えたことにより、カワイ音楽教室を退職。
現在は、自宅教室で2歳から大人の方までのバイオリンとリトミックのレッスンを行い、『誰かに褒めてもらえる、認めてもらえる』体験を生徒さんに!をモットーに ・自由に音楽を楽しめる基礎力を育てる! ・自分の演奏を好きでいられる自信を育てる!
!・自分で自分を育てていける応用力を育てる! を理念として、日々楽しく丁寧なレッスンを行う。
・教室ホームページ:
・教室ブログ(バイオリン用)
http://2514cf59134ccd97.lolipop.jp/BLOG/
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http://ameblo.jp/monaka83/entry-11873625627.html
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